採用サイトを制作するときの考え方|4つのポイントで効果的に

これまで人材採用を行う際に、「大手の求人サイトへの掲載は行っていたものの、自前の採用サイトを構築してこなかった」という企業や事業者の方は多いかと思います。

求人サイトで、最低限のその企業の情報を掲載することができ、エントリーフォームなども実装できているため、そこまで採用サイトの必要性を感じなかったという場合もあるのではないでしょうか。

しかし昨今、そのような「募集要項」のみの情報だけでは不十分に感じる求職者の方が多いことが明らかになっています。

求職者とのミスマッチを避け、安定的なエントリーを集めるために効果的な採用サイトですが、この採用サイトはどのようにすれば制作することができるのでしょうか。

そこで今回は、「採用サイトを制作する時に考えるべき4つのポイント」について解説します。

採用サイトとは|企業サイトとの違い

採用サイトとは、「その会社が求める人材と接点を作るためのツール」です。

採用サイトを構築し、それだけで求人を集めることは理想ですが、実際には大手の求人サイトなどを利用することがほとんどだと思います。

そのような大手求人サイトを訪れた求職者が、募集要項を確認し、その次に起こすアクションとして考えられることは、「その会社のホームページなどを訪問し、より詳しい労働環境の情報を集めようとする」ということです。

この点において、いわゆる一般的な企業サイトでは、求職者に対して必要な情報を提供することができないことがあります。

それは、企業サイトは「基本的に顧客やこれから顧客になる方々に対して、その会社や事業の紹介をする」ものであるからです。

求職者とは、顧客ではなく、これからその会社の一員として一緒に働くかもしれない相手であるため、提供すべき情報が大きく異なることがわかります。

採用サイト制作の考え方|4つのポイント

採用サイトを制作する際には、以下の4つのステップで内容を考えます。

①採用サイトのコンセプトを策定
②サイトマップを作成(求職者に提供するコンテンツ案)
③競合他社を参考にサイトデザインを考える
④WEBサイト制作会社とパートナーとして連携する

①採用サイトのコンセプトを策定

まずは「採用サイトのコンセプトを策定」することです。

その採用サイトでどのような人材にエントリーしてほしいか、その人材の要件に合わせて、コンセプトを考えます。

「どのような人材に」「どのようなコンテンツを」「どのように提供するか」という点に注意して考えたいものです。

採用サイトのキャッチコピー・コンセプトの参考例

参考:株式会社ADKホールディングス

②サイトマップを作成(求職者に提供するコンテンツ案)

一般的な採用サイトのサイトマップは以上のようなものになっています。

以上のサイトマップに沿ってコンテンツを考えると、最低限必要な情報を採用サイトに掲載することが可能になります。

「私たちについて」のところでは、企業理念や会社概要・事業内容などを記載します。

そして、採用サイトのコンテンツの中で最もメインになってくるのが、「文化」「社員紹介一覧」の部分です。

その会社の事業内容だけでなく、そこで働く人たちがどのようにして働いているのか、そのイメージがしやすいように「企業文化」や「社員の働き方」にフォーカスしたコンテンツを掲載します。

また、もちろん「募集要項」も詳しく記載しましょう。

欲しい人材の要件を記載し、エントリーフォームを設置するだけの仕様もあれば、そこからさらに職種の詳しい業務内容について取り上げたコンテンツを掲載することもあります。

③競合他社を参考にサイトデザインを考える

以上のように、採用サイトに掲載するコンテンツのことを考えた後は、それを実際に「どのような見た目で実装するのか」というデザイン面のことも考えます。

具体的なデザイン案自体は、おそらく外注先のWEB制作会社が作成することが多いかと思います。

しかし、その発注時に担当者に対してデザインのイメージを正しく伝えることができなければ、その業者に、コンセプトが十分に反映されたデザインを作成してもらうことができません。

完全にゼロからデザイン案を考えることは難しいので、競合サイトなどを確認し、実際にどのようなデザインにしていくのかのイメージを広げていきましょう。

こちらのサイト(​​muuuuu.org)では、企業の採用サイトを一覧して確認することができるので、他社のサイトを確認したい場合は、こちらのサイトを参考にしてみてください。

④WEBサイト制作会社とパートナーとして連携する

以上のようなことから、採用サイトのアイデアが具体的に定まれば、実際にWEBサイト制作会社と連携して、制作段階に入ります。

その際に注意したいのが、その制作会社に「丸投げ」しないことです。
あくまでもWEBサイト制作とは、発注者を中心にしたプロジェクトです。

ここまで紹介したようなステップを踏まずに、WEBサイト制作会社の担当者に丸投げしてしまうと、全くイメージと異なるWEBサイトが完成してしまうことがあります。

費やしたお金や時間を無駄にしないために、「何のためにどのようなサイトを作りたいか」を担当者に伝え、調整しながら、そのプロジェクトを進めていきましょう。

最後に

「採用サイトを作ろうとしても、どのようにして内容を考えればわからない」という方は、今回の内容を参考に、実際に計画を進めてみてください。

サイトの仕様によっては、コンテンツを後から足せるような仕様にすることもでき、将来的にコンテンツが充実したサイトを作ることも可能になります。

私たちは、主に実店舗ビジネスを対象にWEBサイト制作やMEO(Googleマイビジネス対策)を行っています。

採用サイトに限らずWEBサイトの制作など、WEBマーケティングに関するお悩みをお抱えの方は、ぜひ私たちにもご相談ください。

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