検索エンジンの仕組みを調べている方は、SEOについて関心が高い方がほとんどであるはずです。
そのようなSEOについて調べている方の中には、SEOに対して半信半疑で、また、SEO業者に限った印象においては、一部の有名なWEBマーケティング会社を除いてネガティブなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
今、あなたが以下に当てはまる方であれば、SEOや検索エンジンについてより理解を深める必要があるので、ぜひ読んでみてください。
- これから自社でメディアを立ち上げることを検討している
- SEOの価値は理解しているが、自社で行うとなるとその難易度が掴めない
- SEO業者の存在意義・実態がわからない
- 過去にSEO施策をしたが、効果が出なかった
目次
検索エンジンの仕組みは大きく分けて3段階に分けられる
検索エンジンが検索順位を決めるまでの流れは、上図のようになっています。
大きく分けると、それは以下の3段階に分けて理解することができます。
- クロール
- インデックス
- アルゴリズムによる順位決定
1.クロール
クロールとは、検索エンジンの内部にあるロボット(クローラー)がインターネット上のページを巡回し、情報収集することを指します。
WEBページのHTML情報などを読み取り、自動的に情報を収集しながら、そのWEBページの内容を「検索結果として掲載するべきページであるか」を評価をします。
このクロールのステップを経ると、次の「インデックス」のステップに進みます。
2.インデックス
インデックスとは、WEBページが検索エンジンのデータベースに格納されることを意味します。
インデックスとは、索引、見出し、添字、指数などの意味を持つ英単語。ITの分野では、書籍の巻末の索引のように、多数のものの中から特定の対象をすばやく見つけ出すため識別情報や、整列された所在情報の一覧などを指すことが多い。
IT用語辞典 e-Words
インデックスを辞書的に理解すると、以上のようになります。
検索エンジンがクローラーでWEBページを確認し、「多数のものの中から特定の対象をすばやく見つけ出すため」にインデックスしていくため、コンテンツの内容を作成する際には、内容の素晴らしさ以前に、検索エンジンに正しく評価してくれるような配慮をしなければなりません。
ちなみに、ここまでの「クロール」「インデックス」までの対策をSEO内部対策と呼ばれています。
内部対策については、下の記事にて解説していますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
3.アルゴリズムによる順位決定
ここまでの「クロール」「インデックス」を経て、最終的にユーザーがキーワードを入力すると、検索エンジンが検索結果の順位決定を行います。
多数の指標に基づいてWEBページやサイトが評価され、ユーザーに結果を表示します。
しかし、この順位決定の基準や指標の全貌は明らかにされていません。
アルゴリズムの全貌がわからないからこそのSEO
このように検索エンジンは3段階に分けて、理解することができますが、肝心なところがわからないようになっています。(もちろんですが)
だからこそ、この答えのない領域において価値を発揮するのがSEO対策・SEOコンサルであると言うことができます。
- キーワードを選ぶ・サイト設計
- 記事を書く
- 内部対策(サイト構造の技術的な最適化)
- 外部対策(良質な被リンクの獲得)
- データ分析
これらの工程は、SEOコンサルの業務範囲に当てはめると、更にこのように表現できます。
- サイトコンセプトの設定・リサーチ・全体方針の策定
- 記事執筆のチーム運営・記事の質の評価
- 検索エンジン最適化されたWEBサイト制作・ページ構造調整
- 被リンク獲得に繋がるコンテンツ企画・SNS運用
- データ分析とそれを踏まえた方針の決定・施策の提言
もちろんSEOは個人でも可能です。
しかし、SEOコンサルの優位性は、この「答えのない」領域に対して経験的に導いた一定の信用性がある「答えを見つけている」ということです。
Googleの理念を理解することが、SEO対策の第一歩
ユーザーファースト
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Googleが掲げる10の事実
Googleは掲げる理念を発表しており、その1つ目に上記のことを挙げています。
実際に、Googleのビジネス自体が広告販売など、ユーザーにとって便利な検索エンジンであることが前提のものになっているため、この原則は覆るとは考えにくいことでしょう。
つまり、Googleはユーザーに喜んでもらえるコンテンツを上位に表示することを目指してるため、私たちもGoogleに対して、ユーザーに喜んでもらえるコンテンツを提供すればいいということになります。
悪しきSEOは、ことごとくアップデートの度に淘汰されている
この理念に則って、検索エンジンはアップデートが繰り返されたため、昔のような検索エンジンの仕組みの穴をついたSEOは通用しなくなりました。
この悪しきSEOはブラックハットSEOと呼ばれています。
現在においてもまだSEOについて良くないイメージがついている方は、この時代の悪徳会社のイメージが強いからではないでしょうか。
残念ながらSEO業者の中にはいまだにそのような本質的でないアプローチをもって対策をすることを勧めている会社もあります。
現在のSEOは正攻法(ホワイトハットSEO)以外では通用しなくなっているので、業者選定の際にはその点においても確認してみてください。
SEOは、業者と一緒に進めていくことが効率的
確かに、SEOコンサルを利用することはお金がかかります。
しかし、その費用対効果は長期的に見た時に十分に良いと言える場合が多いと言えるでしょう。
ここまでご覧いただけたらお分かりいただけるように、SEOは「丸投げ」では難しい領域です。
SEO的な構造をもったWEBサイトを作ることは、もしかしたら丸投げできるかもしれません。しかし、クライアント様のビジネス領域の内容の記事を、そのビジネス領域において素人の私たちがコンテンツとして作れるものでしょうか。
私たちはあくまでもサポートの位置付けです。クライアント様が、私たちと一緒にメディアを作ります。
クライアント様のそのビジネスにおけるプロフェッショナルゆえの高度な経験知の言語化・コンテンツ化を、私たちが後押しをします。
これからSEO対策を実施する方は、当サイトに他にも記事がありますので、ぜひご覧になってみてください。
また、SEOコンサルの利用をお考えの方は、ぜひ私たちにもご相談ください。