SNSの発展があっても、依然としてWEB検索の需要はあります。
そのWEB検索に対する最適化こそが、SEOでありますが、そのSEOをする対象となる検索エンジンは、Googleだけではありません。
現状、Googleが世界の検索エンジンのシェアを多く占めているため、実質「Google一本」だけを考えていればいいですが、情勢が変わるにつれて、その限りではなくなる可能性もあります。
いずれにしろ、SEO対策の基本は検索エンジンのことを知ることです。
この記事では、2022年時点における「日本の検索エンジンのシェア」について解説します。
目次
日本の検索エンジンシェアランキングTOP6
全てのプラットフォーム | デスクトップ | モバイル | ||||
検索エンジン | 順位 | シェア | 順位 | シェア | 順位 | シェア |
1 | 76.02% | 1 | 72.2% | 1 | 79.37% | |
Yahoo! | 2 | 15.68% | 3 | 11.04% | 2 | 19.66% |
Bing | 3 | 7.61% | 2 | 15.96% | 3 | 0.39% |
DuckDuckGo | 4 | 0.31% | 4 | 0.35% | 4 | 0.27% |
Baidu | 5 | 0.13% | 5 | 0.18% | 5 | 0.09% |
Yandex | 6 | 0.1% | 6 | 0.13% | 6 | 0.07% |
出典:Statcounter (https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan)
Googleは依然として最重要
日本における検索エンジンのシェアは以上のようになっています。
ブラウザのデフォルトで採用されている検索エンジンは上位を占め、特にGoogleがデバイスを問わず最も使われています。
「全てのプラットフォーム」の2位であるYahooの検索エンジンの中身は、Googleのものを採用しているので、Googleの検索エンジンとしてのシェアは9割を超えていることがわかります。
BingはデスクトップにおいてYahooより上位
「全てのデスクトップ」「モバイル」において3位であるBingですが、「デスクトップ」においてはYahooより上位の2位となっています。
Bingはマイクロソフト社の検索エンジンで、同社のMicrosoft Edgeのデフォルト検索エンジンとして採用されています。このEdgeを利用しているユーザーの方が多いためか、デスクトップにおいては利用される割合が高くなっています。
Bingからの流入も少なくないため、無視できないものになっています。
Bingにも独自のガイドラインが公開されているので、ご興味のある方はぜひご覧になって見てください。
※参考:Bing Webmaster Guidelines(https://www.bing.com/webmasters/help/webmasters-guidelines-30fba23a )
DuckDuckGoは注目の検索エンジン
プライバシー保護が問題視されやすくなった昨今において注目されているのは、DuckDuckGoです。
DuckDuckGoはプライバシー保護に対する理念を掲げており、ユーザーから情報を収集しません。ユーザーを追跡し、広告主に対して売ることもありません。
個人情報の扱いが議論されやすいこれからにおいて、どう躍進するのか注目されています。
検索エンジンが変わっても、コンテンツが重視されることには変わりはない
今もなお、Google一強の状態が続いていますが、特に個人情報の使い方の観点から、他の検索エンジンがシェアを伸ばすことも考えられます。
検索エンジンによって、多少の検索結果の違いは見られますが、それは検索順位を決める基準が異なるだけであり、コンテンツの質を適切に評価するという姿勢はどの検索エンジンでも変わりません。
また、検索エンジンの基本的な仕組みはいずれも共通しています。
特定の検索エンジンに対する施策ではなく、検索エンジンに共通して対応できる施策を実施し、質にこだわったコンテンツやWEBサイト全体を通したコンセプトを一貫して伝えることが、やはり長期的に見て有効であると言えます。